使用者責任とは

2015年6月14日 / 未分類

使用者責任とは、ある事業のために他人を使用する者、すなわち使用者は、その他人が事業の執行について第三者に加えた損害を賠償しなければならないとするものです。民法715条に規定があります。


af9920061107l

このような使用者責任の根拠としては、立法者は使用者の選任や監督上の過失にあると考えていたようです。しかし、現在では使用者は被用者を使って利益を得ているのであるから、損失も使用者に負担させるべきであるという報償責任の考え方を基礎にして代位責任であるとするのが通説です。

使用者責任が適用される範囲は不法行為全般にわたりますが、公権力を行使する公務員がその職務の執行について不法行為をしたときには国家賠償法1条によって国または公共団体が責任を負うことになります。

不法行為を直接行っていない者が損害賠償責任を負う場合としては、使用者責任や国家賠償責任以外に、民法714条の責任無能力者の監督者責任や民法718条の動物占有者の責任があります。

実務上は、直接不法行為を行った被用者と合わせて使用者に損害賠償請求を行うことが多々ありますが、その理由は被用者には資力に乏しい者が少なくないため、比較的財産を有するであろう使用者から賠償金を支払ってもらうことが期待できるためです。

コメントは受け付けていません。

TOPへ戻る