何が違うの?慰謝料と損害賠償

2015年6月14日 / 未分類

損害賠償とは基本的に、他者に対して与えた精神的損害を除いた損害を償うための金銭の支払いをいいます。つまり、この損害賠償は物的損害を与えてしまった場合に問題になるものです。
これに対して慰謝料とは、基本的にある人の精神的損害を「慰謝」、つまり慰めるための金銭ということになります。


たとえば、ある夫婦が離婚するケースを考えてみましょう。
夫婦が離婚する場合、まず物的な財産の分配として財産分与が考えられます。婚姻中に得た財産を、その夫婦の離婚に際して公平に分配しようという制度です。これは損害賠償とは法的性質がまったく異なるものです。共に基本的には金銭の支払いが行われることが多いでしょうが、あくまで法的性質はまったく別物なのです。
これに対して、離婚に至ったそもそもの原因が夫の浮気にあったとします。最終的に離婚にまで至ってしまうほど奥さんの方は精神的に悩んだということになります。逆にいえば、夫の「不貞行為」という一般的にも法律的にも責められるべき行為によって奥さんは精神的に苦しめられたということが出来ます。このため、このような形で離婚する場合には、財産分与のほかに、妻の精神的損害を慰謝する金銭の請求が行われることになることが多いのです。

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